イベントシーンまとめ/夢の体育祭

イベント詳細:夢の体育祭

プロローグ Edit

見慣れぬ日常 前 Edit

???
──
…てよ!
起きてリンク
遅刻しちゃうよ!
サラ
あ、やっと起きた…!
ほら、早く仕度して学校に行こうっ!
──うん?
どうしたの、そんな首を傾げて?
──え?リッピ?
ええと、何の事を言っているの…?
おかしな事言ってないで──!
急いでリンク
さあさあ、早く早く!
(シーンチェンジ)
サラ
ねえ。
きょろきょろしちゃって、どうしたの?
いつもの通学路でしょ?
──え?
昨夜は、遺跡で雨宿りしたはずだって…?
他にも何人か一緒だった…?
もう、毎朝寝ぼけた事ばっか
言ってるんだから。
今度は何の夢を見たの?
この毎朝の寝坊と寝ボケグセ、
何とかならないの?隣からわざわざ
起こしに行くのも大変なんだよ。
今朝くらいは
ちゃんと起きてほしかったなぁ。
なんたって今日は、大切な──…
って、あっ!
危な──
??
…っ
サラ
ふーっ、リンク
あと少しでぶつかるところだったね、
チヨちゃん!
チヨ
…!
サラ
あれ?パンをくわえてるって事は…
はは~ん、さては
チヨちゃんも寝坊したね?
チヨ
……
サラ
も~、
笑ってごまかそうとしてもダメだよ。
幼馴染みが2人ともお寝坊さんだなんて、
つくづく私、苦労が絶えないなあ。
…あっ、いけない!
予鈴が鳴ってる!
チヨちゃん、リンク、急ごう!
このままじゃ、3人揃って仲良く遅刻だよ!

見慣れぬ日常 後 Edit

サラ
ふう、ふうっ…!
──やった~、ぎりぎりセーフ!
は~、ヒヤヒヤした~。
チヨちゃん、リンク
なんとか間に合ってよかったね!
チヨ
……
???
いいえ。チャイムと同時ならば、
遅刻扱いよ。
サラ
ティ、ティアさん!?
…さすがは学級委員長、厳しいですね。
ティア
私が厳しいかどうかは別の問題よ。
──チャイムの前に席に着く。
生徒手帳の校則にそう書いてあるわ。
サラ
そ、そう…でしたっけ?
あはは…はは…
ジュード
大目に見てあげたら、委員長?
コレット
うんうん。今日は"大切な日"なんだよ?
サラ
ジュードさん、コレットさん!
ティア
ふぅ…あなた達、
相変わらず甘いんだから…
──なに?リンク
人の顔をジロジロ見たりして?
え?ええそうよ、私が学級委員長。
何を今さら言っているの?
ジュード
…ええっと、僕は、医学の勉強を
していたはず…だって?
コレット
私が神子になって
各地の巡礼をしてたの?
サラ
ちょ、ちょっと、リンク!?
その変な話、もうやめてってば!
あはは!ごめんね、みんな!
リンク、まだ寝ぼけてて!
──も~、ダメだよリンク
せっかくジュードさんとコレットさんが、
とりなしてくれたのに!
今日はクラスの結束が大事なんだから、
その辺をちゃんと考えてよねっ!
ジュード
…?
あの…サラ?リンクは、
さっきから何を──
──ガラ
????
ん?どうしたお前たち。
とっくにチャイムは鳴ったはずだろ。
サラ
わっ、クラトス先生だ…!
クラトス
サラ、チヨ、リンク
早く席に着け。
サラ
は、は~い!──ほら、
チヨちゃんもリンクも。
チヨ
……
クラトス
よし。では、朝礼を始めるぞ。
さて、お前達も知ってると思うが、
今日は"特別な日"──
クラス対抗で優勝を競い合う
年に1度の"体育祭"だ。
お前達、気合いは充分みたいだな。
だが、くれぐれも
張り切りすぎてケガはするなよ。
そして後は、細かい注意事項だが──
???
──……様!
──リンク様、
聞こえますか?
リッピ
リンク様!リッピです!
どうか私の声に耳を傾けてください!
──おお!聞こえていらっしゃるようで!
ああ…やっとコンタクトできて、
本当によかったです…!
お伝えしたい事があります。
今すぐ、その場を離れられますか?
クラトス
──ん?おい、リンク
私の話を聞け。
──待て。
どこへ行くつもりだ!
サラ
い、行っちゃった…!?
チヨ
……
コレット
どうしたのかな…?お手洗い?
ジュード
さっき様子が変だったのと、
何か関係があるのかな…?
…待てよ。
様子が、変…?
……
あれ…?
そう言えば、僕達の服装って……?
──あの、クラトス先生。
僕も、トイレに行ってきていいですか?
クラトス
なに?ジュードもか?
わかった、行ってこい。
ついでに、リンクの様子も
見てきてくれ。
ジュード
ありがとうございます。
すぐに戻ってきます!
チヨ
……
サラ
もうすぐ体育祭が始まるっていうのに、
…お腹とか壊してないか心配だなぁ…

誰かの夢 前 Edit

リッピ
──そうです、リンク様!
そのまま裏山の方へ進んでください!
少々お待ちください。
今、そちらに私の姿を投影させます。
お待たせしました、リンク様。
これで少しは話しやすいかと。
──はい、わかっております。
今、ここで何が起こっているのか、ですね?
あまり時間もありませんので、
手短に説明させて頂きます。
この違和感にはお気づきかと思いますが…
ここは"夢の中"の世界なのです。
リンク様も、サラ様も──
昨夜、遺跡で共に野営した皆様も、
現実の世界では眠ったままの状態です。
そして眠っている皆様が、
1つの夢を共有していると思われます。
──ガサガサ
ジュード
そうか…
やっぱりここは、現実じゃなかったんだ……
リンクを追いかけて、
正解だったよ。
リッピ
ジュード様…!
もしや、正気に戻られておいでですか?
ジュード
うん、違和感に気づいてね。
同じ学校の生徒のはずなのに、
なぜか皆、服装がバラバラだったから。
でも、振り返るきっかけをくれたのは
リンクだよ。
ありがとう、リンク
それでリッピはどうしてここに?
君も僕達と一緒で現実世界では
寝ている状態なの?
リッピ
いえ、すでに現実で目覚めております。
今はスマホの力をフル活用し、声と姿のみ、
リンク様を介して
そちらにお送りしております。
ジュード
なるほど…。
わざわざそこまでするって事は、
そっちの僕達は眠り続けて、
起きないってことだよね?
リッピ
おお、さすがはジュード様!
その通りです!
大声で呼びかけても、お体を揺すっても、
頬をつねっても…
皆様は一向にお目覚めになりません。
そこで、この遺跡に
秘密があるのではと考え、
今まで調査をしていたのですが──
その結果、大変な事が判明致しました。
この遺跡は古代の魔導技術研究施設で、
かつて他者と夢を共有する実験を
進めていた場所だったのです。
ジュード
じゃあ、何かの拍子に
そこにあった魔法装置が作動して…?
リッピ
ええ、どうやらそのようでございます。
──皆様は、その夢に巻き込まれ、
まるで洗脳を受けたかのように
閉じ込められてしまっている模様なのです…
ジュード
でもリッピ、どうして君は平気なの?
君だって一緒に寝ていたはずなのに。
リッピ
それが、私にもさっぱり…
もしかしたら、ですが…
皆様の見ている夢の設定に、
私が、そぐわなかったのかもしれません。
ジュード
夢の、設定…?
リッピ
はい。発見した装置を調べたところ、
あらかじめ、どなたかの夢が
入力されていたようなのです。
ジュード
どなたかって、僕達じゃないよね。
施設を使っていた古代人かな?
リッピ
はい、その可能性が高いかと。
ジュード
古代人の夢、か…。
それでリッピ、この夢から目覚める方法は?
リッピ
解析結果によれば
記録された夢の主の強い希望が、
"目覚める条件"として
設定されているようです。
なので、皆様がそれをクリアすれば
おそらく…
ですが、お急ぎくださ―…
実は―……で、問題が…――……
ジュード
…?リッピ?
リッピ
申し…―ざい………
スマ…の、魔力…―尽き……
──……―…………
ジュード
あ!リッピ!
消えちゃった…
魔力が尽きたちゃったのかな?
最後に、問題がどうとか言っていたけど…
普通に考えれば、元の世界で
何かトラブルが起きつつあるとか?
一刻も早く、この夢から
目覚める必要がありそうだね。
ここにいても仕方ないね…
教室に戻ろっか、リンク
さっきのリッピの言葉が正しいとすれば
僕達はこの夢の設定に沿って、
何か条件をクリアしないといけないって
ことだと思う。
そのためには、まずはみんなを正気に
戻して、協力してもらわないと!
──え?どうするのかって?
たぶん、僕みたいに、
今の状況に強い違和感を
感じてもらえればいいんだと思う。
さあ、急いで戻ろう!

誰かの夢 後 Edit

──ガラ
クラトス
ん?戻ったか。
二人とも遅いぞ。
ジュード
すみません、ちょっとお腹の調子が
悪くて…
コレット
お腹が痛いの…?
私、保健委員だから、
お薬もらって来てあげる。
ジュード
ううん、もう平気だよ。
リンクもね。
ありがとう。コレット。
コレット
そっか、良かった。
チヨ
……
クラトス
ま、大丈夫ならもういい。
さっさと席に着け。
朝礼で話した内容は、
委員長、お前から2人に伝えておいてくれ。
ティア
はい、わかりました。
クラトス
私はいったん職員室に戻る。
お前達、今日は頑張れよ?
サラ
はいっ!狙うは優勝のみですっ!
ジュード
──あ。
待って、クラトス。
クラトス
クラトス……だと?
私をいきなり呼び捨てとは、
どういうつもりだ?
ジュード
あ、え~と…ごめんなさい、クラトス先生。
少しお時間、いいですか?
サラ、ティア、コレットの3人も。
サラ
ジュードさん、どうしてこんな所まで?
それに、チヨちゃんを誘わなかったのは?
ジュード
…ええっと、これから順を追って
説明するね。
まず、クラトス先生…じゃなくて、
クラトスは本当は教師じゃないんだ。
それにティアも委員長じゃないし、
コレットだって、保健委員なんかじゃない。
ここは、現実の世界じゃなくて…
──夢の中、なんだ。
古代の魔法装置に入力されていた夢の…
ティア
ジュード、いったい何の話を…?
ジュード
ティアは何か変に思わなかった?
僕達は同じ学校の生徒のはずなのに、
服装がみんなバラバラなんだ。
これって不自然じゃないかな?
ティア
それは…
でも、自由な校風だから…
ジュード
ほかにも心当たりがあると思うんだ。
例えば、ティアは自分がどうして
委員長になったか、経緯を思い出せる?
クラトスは、どう?
先生になるために、試験か何か受けた
記憶は残ってる?
ティア
そう、言われてみると…
頭の中で、綺麗に抜け落ちてる…
クラトス
うむ…
確かに私も同じだ。
ジュード
おかしな点は、他にもたくさんあるはずだよ。
その違和感を意識しながら、
ゆっくりと思い出してみて。
自分の事、これまでの事…
ティア
っ…!私は…私は、そう…
また勝手に城を抜け出した
ルークを探して…!
クラトス
私は…そう、だったな…
コレットと一緒に、二人で旅を…
──そうだ。確か…護衛をしていた…
コレット
待ってください、クラトス先生。
私にはみんなと授業を受けていた記憶が…
クラトス
いや、お前の先生は女性のはずだ…
授業を一緒に受けていた人間も、
ここにいない連中のはずだろう?
コレット
あ…!
クラトス
思い出したか?
コレット
はい。私の先生は、リフィル先生です。
──それに、ロイドとジーニアスの事も!
私…、どうして忘れてたんだろう?
ジュード
たぶん、夢を見せている装置が、
設定された人物として振る舞うように
ここでの記憶を制御しているんだと思う。
サラはどう?
そろそろ、自分を思い出せた?
サラ
私は…
──あなた達が何を言っているのか、
さっぱり理解できません。
ジュード
えっ…?
チヨ
……
サラ
あ、チヨちゃん!
ごめんねー、チヨちゃん。
みんな、変な事ばかり言うんだよ~。
チヨ
……
サラ
うん、チヨちゃんの言う通りだね。
ともかく今日は"大切な日"──
体育祭なんだから、張り切らなきゃ!
さぁ!最初の競技が始まるね!
チヨちゃん、急ごう!
ジュード
っ…!?
クラトス
今のサラの様子は…
なぜか彼女だけ洗脳が解けていない。
ティア
そうね…
しかも、あのチヨって子が来た途端、
いきなりにこやかになって…
ジュード
リッピの話だと、装置には誰かの夢が
入力されていて、その夢の中に僕達がいる…
…あの子は、もしかして…
コレット
え?あの子が、どしたの?
ジュード
…まだ確証はないけど、あの子は、
僕達がこの夢から目覚めるための
鍵になるかもしれない。
──みんな、急いで二人を追いかけよう!

本編 Edit

始まる”体育祭” 前 Edit

クラトス
ん?この場所は…?
ジュード
競技をするための建物みたいだね。
あ、見て。もう試合が
始まっているみたいだよ。
クラトス
ああ…だが、あれはどういう競技だ?
数人で1つのボールを
奪い合っているように見えるが…
ジュード
何だろう?
僕達の世界にはない競技だけど…
って、あれ?
クラトス、いつの間に着替えたの?
クラトス
ん?いや、そういうお前も…
ティア
えっ!?
な、何なの、この格好は…!?
コレット
わあ♪
私、こんな綺麗な服はじめて♪
クラトス
いったい、どういうことだ。
ティア
ど、どうなってるの?
なんで私、こんな恰好をしているの?
クラトス
ジュード、この状況を説明しろ。
ジュード
僕に聞かれても…
でも、きっとこれでいいはずだよ。
ティア
これが!?
どういうことなの?
ジュード
リッピの話だと、僕達が目覚めるためには、
この夢を設定した古代人が決めた条件を
クリアしないといけないらしいんだ。
変化したってことは、この夢の状況が
進んだっていうことじゃないかな?
このまま進めば、クリアするための
条件もわかるかもしれないよ。
ティア
だからってなんでこんな恰好…
コレット
大丈夫ですよ、ティアさん!
その服、すっごく似合ってます!
ティア
そんな事言われても素直に喜ぶ気に
なれないんだけど…
ジュード
あれ?リンクのその服は──
この世界の、学生服みたいだね。
サラ
あっ、みんな!こっちこっち!
私達のクラスの出番だよ~!
クラトス
ん?サラだけ服装が変わってないな?
ジュード
たぶんサラには、僕達を導く役割が
与えられているんじゃないかな?
だから、記憶も元に戻らない。
一方の僕達には、目覚めるための条件を
クリアする役割が与えられていて、
記憶を戻すことができた…
クラトス
なるほど…そう考えると、
サラだけ正気に戻らない説明がつく。
ジュード
そして、この夢を設定した人物は
おそらく──
チヨ
……
クラトス
あの娘…なぜこんな夢を?
ジュード
そこはまだわからないけど、
サラをこのまま放っておくわけには
いかないよ。
クラトス
そういえば、サラは朝礼で
『優勝を狙っていく』と言っていたな。
ジュード
だとすると、それがこの夢を
終わらせる条件なのかも。
ともかく、やるだけやってみよう。
服装からして、ここでの競技には
僕が参加しなきゃいけないみたいだし。
クラトス
だが、大丈夫なのか?
ルールもわからん競技だぞ?
ジュード
たぶん、何とかなると思う。
そこで行われている試合を見ていて、
なんとなくルールは理解できた、と思う…
クラトス
そうか…
サラ
お~い、ジュードさ~ん!
そろそろ始まっちゃいますよ~!
ジュード
じゃあ、行ってくるね。
(シーンチェンジ)
ジュード
──はっ!
サラ
すごいすご~い!また点が入ったよ~!
ほらほら、みんなも!
もっと声出して応援しましょう!
──さぁさぁ!
ティア
え、ええ。だけど…
チヨ
……
クラトス
ティア、我慢しろ。
サラが私達を導く役割を担っているなら
それに従うべきだ。
コレット
フレ~!フレ~!ジュード!
ティア
……
ファ、ファイト~…!
クラトス
スリーポイント──
これで決まりだ!
サラ
やったよ、チヨちゃん!
私達のクラスの完全勝利っ!
チヨ
……
サラ
うん!ジュードさん、大活躍だったよね!
ジュード
ふぅ…
僕は役割を果たせたかな?
クラトス
ああ、よくやってくれた。
コレットも、それにティアもな。
コレット
はい!体育祭って、楽しいですね!
ティア
…そ、そうね。
サラ
みんな~!
次の競技場に移動しますよ~!
ティア
…これ、いつまで続くのかしら…

始まる”体育祭” 後 Edit

ティア
ここは…!?
ジュード
プール…だね。
コレット
じゃあ、次はティアさんの番ですね!
ティア
わ、私…?
クラトス
ああ、間違いなくな。
全員横並びでスタートし、順位を競う。
まあ、そんなところだろう。
サラ
ティアさ~ん!
絶対に1位を取ってきてくださ~い!
クラトス
と、いう事だ。
コレット
大丈夫です、ティアさん!
私、ティアさんを信じてます!
ジュード
ティア、頑張って!
皆でこの夢から脱出しよう!
ティア
…それでこんな恰好をさせられたのね。
よりによってなんで私なのかしら…
クラトス
つべこべ言わず、さっさと行け。
ティア
…まったく、なんて夢なのかしら。
(シーンチェンジ)
審判
──それでは、位置について。
──よーい。
──バーン
サラ
あぁっ!ティアさん出遅れ!
でも、まだまだ挽回できますよ~!
ゴーゴー!ティアさ~ん!
さぁ皆さん!全力で応援しましょう!
お腹の底から声を出して!
──フレーフレー!ティ・ア・さん!!
ねぇ、チヨちゃん?
チヨちゃんも、皆で応援した方が良いって、
そう思うよね?
チヨ
……
ジュード
う…、そうなるか…
これは、応援した方が良さそうだね…
クラトス
ああ…
サラに従った方が無難だ。
ジュード
うん…
チヨの機嫌を損ねるのも、
いい考えとは思えないし…
コレット
そうですよ!
ここは全力で応援しましょ!
(シーンチェンジ)
ティア
(くっ…先頭に追いつけない…
これほど早いだなんて…!)
ジュード
ティア!ラストスパートだよっ!
コレット
ティアさ~ん!頑張って~!
ティア
(…そうよ、勝たなければ、
いつまでもこの夢から覚めることが
できない。そんな訳には──)
サラ
あっ!
ティアさんのスピードが、急に上がった!
そして、そのまま──…!
(シーンチェンジ)
サラ
やりました~!
ティアさん、文句なしの1位で~す!
チヨ
……
ジュード
チヨ、笑ってる…
ここもなんとかなったみたいだね。
ティア
なんとか勝ったけど…
みんな、他人事だと思って
浮かれすぎだわ。
サラ
ティアさんってば、何で怒ってるんですか?
せっかく1位になったのに!
チヨ
……
ティア
あ、いえ、これは、その…
チヨ
……
ティア
な…何でも、ないわ…
サラ
うん!それじゃあ次の競技へレッツゴー!
コレット
うわ~!
次は、どんな競技かなぁ♪
ティア
はぁ…競技が終わっても、
結局、この格好のままなのね…

醒める条件 前 Edit

クラトス
色々あったが、ともかく2連勝だ。
優勝が夢から目覚める条件だとすれば、
あと少しと言ったところか。
ティア
だけど、油断は禁物よ。
最後まで気を引き締めて行かないと。
ジュード
…?
ティア
どうしたの、ジュード?
ジュード
あ、ごめん!…さっきまで
その格好をスゴイ嫌がってたのに、
急に落ち着いたから…
ティア
…別に、目覚めるためにしなければ
ならないことに集中しようとしただけよ。
それより、次の競技は何なの?
クラトス
ヒモがついた棒を、
踊りながら回している。
あれは、何を競っているんだ?
ティア
あそこに得点が出てるわね…
ジュード、ルールはわかる?
ジュード
うーん…なんだろう?
ちょっと、待ってて。
コレット
あの服のデザイン、次は私の番みたい!
何するんだろ、楽しみだな~♪
ジュード
う~ん…
前の2つの競技と全然違うから、
予測が難しいけど…
飛ぶ、跳ねる、回る、駆ける、ヒモを操る。
その技術と華麗さが重要みたいだね。
コレット
え…?結局どうすれば、勝てるの?
ジュード
たぶん、いま言った点を
全部満たさないとダメなんだと思う。
それに音楽に合わせる必要もあるみたい。
コレット
わ、私に、できるかな…?
クラトス
初見で行うにはずいぶん酷な競技だな。
ジュード
でも、体育祭で優勝するためには、
せめてトップ3に入らないと…
サラ
──コレットさ~ん!
そろそろ出番ですよ~!
クラトス
コレット、行けるか?
コレット
は、はい…!
私にできる事を…精一杯、やってみます!
(シーンチェンジ)
コレット
(あっ、音楽が流れ出した…!
えと…飛んで跳ねて、踊るんだったよね?
じゃあまず…飛ぼう!)
いち、にいの、それっ!
ティア
あ、転んだ…!
クラトス
やはり、無理があったか。
ジュード
でも、まだ頑張って続けてるよ!
リンク、コレットを
応援しよう!
コレット
(きゃっ、また転んじゃった!
でも…みんなが応援してくれてる…!
だから、最後までがんばらなくちゃ…!)
(シーンチェンジ)
コレット
ご、ごめんなさい…
最後は、
ヒモでぐるぐる巻きになっちゃった…
クラトス
気にするな、と言ってやりたいが…
さすがに最下位は、まずいな。
ティア
そうね、なんとか挽回できると
いいのだけど…
コレット
皆さん、ごめんなさい…
私のせいで…
サラ
あれ?どうしたんですか、皆さん?
そんな暗い顔をして?
コレット
だって私のせいで、優勝が…
サラ
ううん、大丈夫ですよ。
そんなに落ち込まないでください。
それより、さっきの演技ですよ!
コレット
え…?
サラ
コレットさんの必死さが伝わってきて、
感動しちゃいました!
チヨ
……
サラ
ほら!チヨちゃんも、
良い演技だったって言ってますよ!
たとえ優勝の可能性が低くても、
あきらめず、クラス一丸で頑張る!
やっぱり体育祭は、こうでなきゃ!
さあ、皆さん行きますよ!
ついて来て下さい!
コレット
ど、どうして…?
私、あんな大失敗しちゃったのに…?
ジュード
もしかすると体育祭で優勝する事が、
目覚める条件ではないのかも。
ティア
今の口ぶりからすると、
必死に取り組めばいいという
事かしら。
クラトス
まだ、はっきり断言はできないが…
ともかく行くぞ。
次は、私かリンクだ。

醒める条件 後 Edit

クラトス
さて…ここにいる連中の格好を見る限り、
どうやら次は私の出番のようだな。
弓矢は初めてだが、任せておけ。
要は、あの的に当てればいいのだろう?
コレット
わあ、張り切ってるクラトスさん、
頼もしい。
ティア
…私もこういう競技だったらよかったのに。
クラトス
よし、試合が始まる前に
少し練習をしておくとしよう。
サラ
あれ!クラトス先生!?
そこで何をしているんですか?
クラトス
何を言っている。
この競技の参加選手は、私のはずだ。
サラ
も~、そんなわけないじゃないですか。
先生は『先生』なんですよ?
先生が、生徒達の体育祭に参加したら
おかしいじゃないですか!?
クラトス
なっ…!
ジュード
そう言えば…
設定的に考えると、当然の事だったかも。
クラトス
では、私のこの服装は何のために…?
サラ
先生は、弓道部の顧問じゃないですか。
クラトス
初耳だ。
いつからそうなった…!
ジュード
まあまあ、夢の中の設定だし。
ティア
サラ、それじゃあ誰が参加選手なの?
まさか学生服を着ている、
リンク
サラ
ううん、チヨちゃんです。
今だって──
ほら、あっちで練習を。
チヨ
……
ジュード
意外な、展開だね。
ティア
そうね…
けど正直、あまり得意じゃないみたい。
クラトス
ああ、的を見てみろ。
10本中、10本すべて外している。
コレット
でもチヨさん、一生懸命です。
あの、みんなでチヨさんを応援しませんか?
ジュード
そうか…
クラス一丸となって頑張る、だったね。
サラがさっき言った言葉は。
体育祭で優勝する事じゃなく、
もしかするとそれが、
この夢から目覚めるための条件なのかも。
ティア
なら、私たちがすべきは、
あの子を応援する事なのかしら。
コレット
はい!それじゃあ、せ~の!
サラ
──待って、ストップストップ!
弓道場では静かに、ですよ。
ここは神聖な場所なんですから。
コレット
じゃあ、小さい声なら…?
サラ
ダメです。そういうものなんです!
コレット
ど、どうしましょうか?
クラトス
…なるほど、そういう事か。
ジュード
えっ、何の話?
クラトス
私の、ここでの"役割"についてだ。
(シーンチェンジ)
クラトス
──チヨ、ちょっといいか?
チヨ
……!
クラトス
弓矢は、腕で引くものではない。
想いと、呼吸で引くものだ。
…違う。誰が脱力しろと言った。
ますは姿勢を、それから心を正すんだ。
(シーンチェンジ)
ティア
クラトスは何を…?
あんな事して大丈夫なのかしら…
ジュード
止めた方がいいかもしれない。
もし、彼女の機嫌を損ねでもしたら──
サラ
待ってください、二人とも。
ティア / ジュード
…!?
サラ
チヨちゃんは下手だけど、この日のために
ずっと練習してきたんです。
それに、少し厳しい事を言われたくらいで、
くじけるような子じゃありません。
だって今日は、チヨちゃんが、
大切な日にするって決めた日なんですから。
ジュード
…?
コレット
あ、練習が終わったみたいです。
クラトス
やれやれ、多少は形になったか。
ティア
クラトス、今のは一体…?
クラトス
そんなに心配することはない。
先生の立場で──
クラス一丸に協力しただけだ。
まあ、見ていろ。
1本くらいは、まともに当てられるはずだ。

夢の理由 前 Edit

チヨ
……
…これで、最後。
ありがとう、サラ…
コレット
クラトスさんの言った通り、
チヨさん、最後の1本を当てましたね!
それも、誰よりも真ん中に!
クラトス
そうだな。
しかし、どこに当てたではなく、
4本中何本当てるか、だったが。
ティア
だけど、あれで良かったの?
クラトス
サラは満足していたようだったが?
コレット
チヨさんも、笑ってました。
何かをやり遂げたって、感じで。
ジュード
……
クラトス
どうした、ジュード?
ずっと考え込んでいるようだが?
ジュード
うん、夢から目覚める条件について
改めて考えていたんだ。
サラとチヨの反応を見る限り、
体育祭の優勝も、クラスの連帯感も、
必須というわけではない気がして…
クラトス
そうだな、私もそんな気がしている。
おそらく、この夢を設定したのは
チヨで間違いない。
あいつが装置とやらの作り出した幻なのか、
それとも別の何かなのかは知らないが、
この世界は、あいつの意思で満ちている。
だが、
最初は得体が知れなかったこの状況も、
今はそれほど悪い気はしない。
コレット
私、チヨさんって
悪い人じゃないと思います。
どの競技中も、私やみんなの事を、
本当に一生懸命応援してくれてました。
ティア
確かに、その点は同意するわ。
クラトス
とにかく、何が言いたいのかと言うと──
ジュード
夢が役目を終え、
僕達にも目覚めの時が近づいている──
ってことだね?
クラトス
ああ…最後の矢には、
そう思わせるモノを感じた。
ティア
…そろそろチヨと、直接話を
してみるべきなのかもしれないわね。
コレット
ですね。私もそう思います。
──リンクさんは?
ジュード
そうだね。
僕も、君の意見が聞きたいな。
ティア
ええ、私も。
クラトス
最後まで"役割"を果たしてないのは、
リンクだけだ。
実はそれこそが、
お前の"役割"だと私も思っている。
サラ
──はい、皆さんの言う通りです。
それがチヨちゃんの、"最後の願い"です。
ジュード
サラ!?
コレット
あれ?チヨさんは?
サラ
さっき、お別れをしてきました。
私の"役割"も、もう終わったからって…
ティア
役割が終わった、という事は……?
サラ
はい、私も自分を取り戻しています。
皆さんには、ご迷惑をおかけしました。
でも、私の中にはまだ
チヨちゃんの想いが残っています。
だから皆さんの疑問にも、
私が答えられると思います。
でもチヨちゃんは…
リンクだけには、
会って手渡したい物があるって…
リンクが会いに行かなくても、
この夢は終わりを迎える。
だけど、私。
できれば、リンクには──
え…?
──うん、ありがとう。
リンクなら
そう言ってくれるって信じてた。
チヨちゃんは──
校庭で待ってる。

夢の理由 後 Edit

サラ
チヨちゃんが生きていた時代が、
今からどのくらい昔の出来事だったのか。
それは私にもわかりません…
ティア
でも、この地方には、
独自の文化を持ち、高度に発達した
小さな国があったのね。
サラ
はい。チヨちゃんは、
その国で生まれ育った女の子でした。
どこにでもいる、普通の。
コレット
そしてチヨさんには、
仲のいい幼馴染みが2人いた…
私にロイドとジーニアスがいたみたいに…
サラ
はい…
1人は、少しお節介な女の子。
もう1人は、ちょっと寝坊癖のある男の子。
だけど他にも友達がたくさんいて、
クラスメイト達とは基本、仲良しでした。
クラトス
そんなチヨが、
学園生活で最も楽しみにしていたのが、
体育祭だったということか。
サラ
はい。でも──チヨちゃんには、
ちょっとした悩みがありました。
いつの間にか好きになってしまった
幼馴染みの男の子に、
ずっと想いを告げられずにいたんです。
クラス全員も、もう1人の幼馴染みも、
それに担任の先生まで、
誰もが誰も、その事に気付いていました。
そして、いつまで経っても勇気が出せない
チヨちゃんに、みんなで提案したんです。
クラス一丸となって優勝を目指すから、
チヨちゃんも頑張ろう…って。
コレット
チヨさんなりに、きっと色々
思うところがあったのかな…
サラ
だからこそ、弓道で体育祭に参加し、
1本でも矢を的に当てる事ができたら、
彼に告白する…と約束したんです。
ティア
それで、チヨの恋を
応援しているみんながみんな、
すっごく張り切ったわけね…
サラ
体育祭を、チヨちゃんの人生で
1番"大切な日"にしよう。
それがみんなの合言葉になりました。
体育祭へ向け、誰もが遅くまで練習し、
夜はぐっすり眠り、
朝早くから練習に打ちこむ日々が続き…
クラトス
──だが、"大切な日"は訪れなかった。
サラ
体育祭の当日、大国同士の戦争が始まり、
チヨちゃん達の国も
巻きこまれてしまって…
家族も、幼馴染みの女の子も、
クラスメイトも、大好きだった男の子も、
先生も…命を落としました。
チヨちゃんも重傷を負いながら、
どこかも分からず…逃げて…逃げて…
偶然、この遺跡に辿りついたんです…
チヨちゃんの時代よりも遥か太古の遺跡に。
そしてこの遺跡に眠っていたのが、
超古代魔導技術による
夢を共有する装置でした。
せめて夢でもいい。
最後に、皆と"大切な日"を迎えたい。
そんな強い思いに感応して装置が
起動したのでしょう。
でも、装置が起動する最中に力尽き、
夢に込められた想いだけが、
装置の中に取り残されたんだと思います。
──それから、長い時間が過ぎて…
ジュード
そして、たまたま遺跡に泊まった
僕達の魔力を利用し、装置が動き出した…
コレット
かつて果たせなかった"大切な日"を、
今度こそ、ちゃんと迎えるために…ですね。
ティア
なんだか、切ない話ね…
クラトス
古代人が残した夢、か…
そしてそれも、もうすぐ終わる。
チヨ
……
……
……っ!!
──ありがとう、来てくれたんだね。
──うん、私ずっとここで待っていたんだ。
──どうしても伝えたい事があったから。
──ようやく、この日が迎えられた。
──今日の想い出は、私の一生の宝物だよ!
(シーンチェンジ)
リッピ
…あ、リンク様!
良かった!お目覚めになられたのですね!
サラ
うっ…
ジュード
……夢から覚めたのか…
ティア
そう…終わったのね…
クラトス
コレット、無事か?
コレット
あ、はい。大丈夫です。
リッピ
おお、皆様も!
ジュード
…ん?
なんか揺れてない…!?
ど、どんどん激しくなっていく…!
リッピ
わ、私が恐れていた事態が…!
核となっていたエネルギーを失い、
いよいよ遺跡が倒壊しはじめました!
サラ
えええっ!?は、早く外に出なきゃ!
皆さん、急いでっ!
(シーンチェンジ)
サラ
はぁ…危なかった~!
皆さん、大丈夫ですか?
クラトス
ああ、心配いらん。
──にしても、ずいぶん晴れてるな?
コレット
わぁー!昨日の大雨が嘘みたい。
ジュード
このタイミングで崩れるなんて…
チヨの想いは
果たされたって事なのかな?
ティア
ええ…きっとそうだと思うわ。
リッピ
おや?
ところでリンク様?
何をお持ちになられているんですか?
リッピ
その封筒は……?
サラ
それは…
チヨちゃん、ちゃんと渡せたんだね…

おしまい

イベントシーンまとめ


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Last-modified: 2015-10-24 (土) 19:35:07
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