イベントシーンまとめ/赤き復讐の姫君

イベント詳細:赤き復讐の姫君

盗賊迎撃戦 前 Edit

 
その風景を覚えている。
目を閉じれば、いつだってそこにある。
――貫かれ、倒れていく。
――撃たれ、悲鳴をあげる。
――斬られ、失っていく。
奪われていく、なにもかも――
蹂躙され、壊されていく――
忘れることなどできない。
私の目は、ずっと、闇を見ていた。
私が、光を見つけたのは、
それからずっと後の事。
鉛を撃ちだし、痛みを生み出す
重く冷たい鉄の塊。
それが、私の光――
????
――状況はどうだ。
第一部隊長
ディグリータさま。西側の部隊も
既に配置が完了しています。
ディグリータ
わかった。後は、私の号令を待て。
第一部隊長
はっ。
サラ
空気が…張りつめてる。
凄い緊張感だね…リンク
リッピ
あの方が噂に名高い、
ディグリータ王、なのですね。
サラ
会う日が来るなんて思わなかったよ…
伝説的な英雄の指揮する作戦――
気合入れて頑張らないと、ね。
リッピ
そうですね。
――少々気がかりもありますが…
サラ
依頼の仲介者、だよね…
 
ーー数日前ーー
フォルガーナ
やぁ。みんな。久しぶり。
どうしたんだい?こんなところで。
偶然だね~。
サラ
…そこまで真正面から
笑顔で嘘をつかれると、
何も言えません。
リッピ
――フォルガーナさま。
本日はどのようなご用件ですか?
フォルガーナ
ははっ。もしよければ、
縁の深い君たちに、
仕事を斡旋しようと思ってね。
サラ
仕事?
フォルガーナ
ギルドが元請けなんだが、
メンバーの厳選が依頼主の条件でね。
普通にギルドに行っても出回っていない。
ちょっとレアなお仕事。
サラ
一体なんですか?
フォルガーナ
”新ドレスタ王国”を知っているかい?
サラ
あの、伝説の
”ドレスタの戦姫”の国ですか。
フォルガーナ
その通り。
”ドレスタの戦姫”ディグリータ。
元々はドレスタの辺境の村出身の孤児
だったんだけどーー
剣一本と天賦の軍才で、
混乱の真っただ中にあった内戦を鎮め、
新ドレスタ王国の初代国王になった人だね。
なんと今回の依頼主は、
そのディグリータさまなのさ。
サラ
ええっ!?
フォルガーナ
何でも、国宝を収めている
宝物殿を大規模な盗賊団が襲うという
情報を掴んだらしい。
前体制時の兵士崩れが
集まっている集団でね。
頭数も多い、なかなかやっかいな連中さ。
ドレスタは昔よりずっと平和になったけど、
まだ、戦争が終わって数年。
荒っぽい連中もまだまだたくさんいる。
周りの国々もいつ、
攻め込んできてもおかしくない状況だ。
リッピ
そんな状況で、盗賊団の襲撃ですか。
凄く、大変な状況ですね。
フォルガーナ
しかし、かの英雄は
これを一つの機とみているみたいでね。
盗賊団を、自ら切り伏せるつもりなんだ。
この盗賊団を完膚なきまでに叩くことで、
改めて”ドレスタにディグリータあり”
と知らしめ、国内外の敵対勢力をけん制
する狙いだと思うよ。
しかし、国境警備に多くの兵を裂かなければ
いけない事情もあって――
手持ちの部隊だけでは、
すこし心許なかったみたいでね。
「信頼できる、実力者」という条件で、
ギルドに傭兵の依頼が来ているんだ。
どうだい?
”新ドレスタ王国”の王との
繋がりを持つのは
悪いことじゃないと思うよ。
もしかしたら、
君たちの”探し物”に有益な情報を
得られるかもしれない。
 
(回想終了)
サラ
「もし良ければギルドの偉い人に
推薦しておくよ」なんて言って――
2日後、本当に正式な依頼に
なってくるなんて…
ほんと。フォルガーナさんって
何者なんだろう。
リッピ
凄く怪しい人ですが…今まで、
フォルガーナさんのこういった話で
悪いことが起きた事は無いのも、また…
判断に難しい方ですね。
サラ
まあ、ここまで来たら考えても
しょうがないよ。
――今は、目の前の事に集中しよう。
ディグリータ
…空気が変わった。
総員、戦闘態勢をとれ。
サラ
――!?
ギルドの傭兵
…なんだ…本当かよ…?
俺には、まだ何も…
ドレスタ兵士
つべこべ言うな。
俺達は何度も見てきた。
ディグリータさまにしかわからない
戦場の空気があるんだ。
ディグリータ
布陣はもうできている。
何かしらの合図を待っているのだろう。
なだれ込む連中が、
警護をしている第五部隊と
戦闘になるだろう。
そこを横から一気に切り裂く。
ふっ…。
お前たちの力、頼りにしているぞ。
ディグリータ
――来る。
盗賊達
ぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ…!!
ディグリータ
閃光弾の合図があがった!
ーー私に続け!行くぞ!
サラ
は、速っ!?
ドレスタ兵士
ディグリータさまに遅れるなっ!
行くぞ!
盗賊A
ひゃっはっはっは!
おらおら!どうした!
ドレスタ兵ども!この程度か?
よーし!手はずどおり根こそぎ――
ディグリータ
根こそぎ――
その続きはどうした?
そうか。すまんな。
ーーそのような状態では、口は動かないな。
問うだけ無駄な事だった。
盗賊B
ひ、ひええええええ!?
な、なんだ!てめぇぇぇ!?
盗賊C
いや…こ、こいつもしかして…
ディグリータじゃねぇか!
盗賊B
そ、そんな!?なんでここに!?
話がちがうじゃねぇか…!
ディグリータ
…?
…まぁいい。
まずは、減らすか…
さぁ!開戦だ!皆、遅れるなよ!

盗賊迎撃戦 後 Edit

ディグリータ
あらかた終えたな。
――第四部隊は逃走した連中の追撃に回れ。
リッピ
す、凄い強さでしたね…
あんな細腕で、地をも抉る剛剣…
サラ
これであの疾風のような速さ…
これが”ドレスタの戦姫”…
ディグリータ
皆、よくやってくれた。
特に――
ギルドからの傭兵――
リンク、サラ、リッピと言ったな。
気づいていたぞ。
我が兵たちを守るように戦ってくれたのを。
おかげで新米達が命を落とさずにすんだ。
感謝する。
サラ
――リンク、すごいね!
女王さまの…目にとまるなんて…
ディグリータ
名前で呼んでくれないか。
女王など。気恥ずかしいものだ。
サラ
わ、わかりました!
ディグリータさま。
ディグリータ
ふふっ。
”さま”もやめてくれて構わんのだがな…
――しかし…解せないな…
サラ
どうかしたんですか?
ディグリータ
気になることがあるのだ。
第一部隊長!
第一部隊長
はっ!
ディグリータ
調べてもらいたい事がある。
それと――捕虜にした奴を連れてこい。

闇の奥から 前 Edit

盗賊捕虜
ちくしょう!離しやがれくそったれめ!
盗賊捕虜
ぐはっ!
ディグリータ
喚くな。
――貴様に許されている事は二つだけだ。
捕らわれる程度ですんだ
己の幸運に感謝する事。
――もう一つは私の質問に答える事。
それだけ守れば、
塀の中で息をする事ぐらいは許してやる。
――わかったか?
盗賊捕虜
わ…わかった…
ディグリータ
一つ目の質問だ。
貴様等の布陣を教えろ。
盗賊捕虜
…西、東、南の3つに分かれてる。
ディグリータ
…そう、だろうな。
それぞれの人数は?
盗賊捕虜
1000ずつだ。
ここの宝物庫は、
内戦の頃にあのクソ前王が
しこたま宝をため込んでたって
情報だったからな。
本腰いれてきたってのに、このザマだ。
ディグリータ
…最後の質問だ。
”話が違う”とほざいたヤツがいた。
――どういう意味だ?
盗賊捕虜
どうもこうもねぇ!
俺たちは古くから付き合いのある情報屋から
ディグリータと主力部隊が
国境際の援軍の為にここを空けるってんで、
この計画を立てたんだ!
それが蓋を開けて見りゃあ、
完璧に包囲されてやがるじゃねぇか
クソが!いっぱい食わされた!
ディグリータ
なるほどな…もういい。
連れて行け。
サラ
あ、あの?ディグリータさま?
第一部隊長
ディグリータさま。
――先ほどの件ですが…
ご推察の通りでした。
ディグリータ
やはりか…
リッピ
何かあったのですか?
ディグリータ
…北側に配置した第七部隊が
こちらに合流してこない。
サラ
えっ!?それって…
ディグリータ
地形から見て、
北から来る事は無いとわかっていた。
用心程度のつもりで配置はしていたが…
時を見て、敵の気配がなければ、
合流するよう指示を出していた。
リッピ
…合流できない何かが…起きた?
 
(バァァァァァンッ!)
サラ
――銃声…!?
ディグリータ
北から、か…ふむ…
…第八部隊――
今から北側の様子を見に行く。
ついてこい。
第八部隊長
!?…は…はい!
了解しました!
ディグリータ
ここは第一部隊に任せる。
――頼んだぞ。隊長。
第一部隊長
ディグリータさま…
第八部隊を…連れて行くのですか。
ディグリータ
…お前とは長い付き合いだ。
――分かるだろう。
第一部隊長
…はっ。
ディグリータ
それと――リンク達。
お前達もついてきてくれないか。
サラ
え?私たちで、良いんですか?
ディグリータ
ふっ…
闘い方で、人となりはわかるものだよ。
一緒に来てほしい。
サラ
――は、はい…!
ディグリータ
多少、残党が残っているだろうが、
お前たちなら問題あるまい。
――さぁ、いこう。
サラ
リッピ
…?
サラさま?どうか、なさいましたか?
サラ
あ…ごめん。何か、胸騒ぎがするんだ…
どうしてだろう。
――うん。北に、行こう。

闇の奥から 後 Edit

ディグリータ
そろそろ、
北の部隊の待機地点だな。
サラ
…何だろう…
近づくほどに…
胸騒ぎが、強くなる…
ディグリータ
――止まれ。
第八部隊長
――!
…ディグリータさま…
何か、感じられたのですか…?
ディグリータ
風にのって、血の匂いがする。
さほど時間はたっていない。
――こっちだな。
リッピ
あれは…人が倒れて…?
ディグリータ
私が見る。
…第七部隊の奴だな。
激しく争った形跡が無い。
眉間に、至近距離からの弾丸一発ーー
闇に潜んでの暗殺か、
相当の実力差があったか…
どちらかだ。
サラ
そ、それじゃあ…
ディグリータ
敵が近くにいる。
ーー警戒しろ。
 
(バァァァァァンッ!)
???
ぃぃぃぃぃぃいいぃぃいぃいぃィィ!!!
サラ
今のは…!?
ディグリータ
――銃声と悲鳴…近いな…
行くぞ。
 
あなた、覚えてるかしら?
城の、3人の侍女たち。
セイミ、リィン、フライオ――
とても、いい人たちだったのよ。
いい人だった彼女たちの
未来を奪ったのは、あなた。
あなたが忘れても
――私は覚えている
幸せをくれる微笑み。
可愛らしい笑い声。
それを悲痛で埋め尽くしたのは、あなた。
今ので8発…次で終わりよ。
フォルクラインの地に眠る、
憎悪と怨嗟――
嘆き悲しむすべての民達よ――
どうか。やすらかに。
サラ
…あなたは…
ニコラ
…サラさん…?
ニコラ
そう…
ふふっ。久しぶりね――
サラ
ニコラ…さん…

定めた”標的” 前 Edit

サラ
ニコラさん…
どうしてこんな所に…
ニコラ
サラさん。
あなたは知っているでしょう?
サラ
それじゃあ…その人は…
ニコラ
日記帳に名を連ねた者。
――私の故郷フォルクラインを
滅ぼした、”裏切り者”の一人よ。
ディグリータ
ほう。それは興味深い話だな。
ニコラ
あなたは…
失礼いたしました。
――はじめまして。
”ドレスタの戦姫”ディグリータ様ですね。
今宵は、あなた様のお庭に
断りもなくお邪魔してしまい、
申し訳ありません。
ディグリータ
いまだ、この身には広すぎる庭だ。
散歩や観光なら、咎めることなど
何もないのだがな。
私もこの国を治める身だ
こうも騒がれれば、
その理由を知る必要がある。
ニコラ
ごもっとも、ですね。
ディグリータ
今回の一件、お前が仕組んだ事か。
ニコラ
その通りです。
ドレスタの第七部隊の面々―――
それよりずっと前、
この男達は表向きは
フォルクラインの兵士でした。
しかし裏では、元老院の私兵となって、
駒となって動き――
あの日、王城で非道の限りを尽くした男達。
憎悪を、全身に受ける理由が、
この男達にはある――
サラ
ニコラさん…
ニコラ
しかし、この下衆達は誰の手引きで
どう潜り込んだのか――
ドレスタの部隊となって、
荒くれ揃いの城に閉じこもっていた。
これでは、復讐を遂げるのは難しい。
ディグリータ
それで、情報を撒き、
盗賊たちをけしかけたのだな。
――私たちを外に出すために。
ニコラ
伝説の戦姫の懐に飛び込むのは、
いささか苦労しそうだったので。
ディグリータ
大勢での乱戦――
その中ならば、狙える、と。
しかし、お前が警戒する私が側にいたら
どうしていたのだ?
ニコラ
この男達は下衆な小物です。
こういう状況になれば、
戦闘になりにくい、北側の守備を進言し――
これを機に、宝物庫から
金品を盗んで逃走しようと試み、
──人目につかない行動をとるのではと。
 
(ドサッ)
ニコラ
あまりにも思った通りで、
――ふふっ。笑ってしまいました。
ディグリータ
なるほど。大した慧眼だ。
第七部隊はごろつきあがりが
多いと思っていたが、
フォルクラインの滅亡に
関わっていた者だったとはな…
ニコラ
――フォルクラインのことを…
ご存じなのですか?
ディグリータ
――国を興す際、
国が滅びるということも共に学んだ。
外敵よりも、内側の敵の方が厄介だとは、
知ってはいたのだが…
ニコラ
失礼ながら、女王様。
――部下は吟味された方が
よろしいかと思います。
ディグリータ
今は余裕がなくてな。
過去は気にせず、今、ドレスタの役に
立ってくれるならば、
それで良いと思っていたが――
私は戦場で、戦いを見る事でしか、
部下を測ることができない人間だ。
以後、気をつけることにするよ。
ニコラ
なるほど。それでは――
そのような"裏切り者達"を
近くに連れているのは、
何かを測るおつもりだったから、
でしょうか。
サラ
――!?それって…
リッピ
第八部隊の方々…ですか?
ニコラ
同じ輩よ…元老院が囲っていた私兵達。
――ドレスタでの私の標的は、
この二つの部隊…
城から持ち出した宝物はどうしたの?
もう食いつぶしたの?
また、何かかすめ取ろうと思って、
ドレスタに群がってきたのかしら。
そして、この乱戦に乗じて
ドレスタの宝物庫から盗んだ物は
どうしたのかしら?
第八部隊長
何を言う!貴様!
ニコラ
同じ計画――
時を見て、第七部隊と
合流するつもりだったのでしょう?
――もしかして既にその懐に、
盗品を入れているのかしらね。
ディグリータ
…第七部隊の受け入れを
推薦したのは、お前たちだったな。
第八部隊長
――ディグリータ様!
そのようなわけの分からぬ者の
言葉を信じ、我らを疑うのですか!?
ディグリータ
――先ほどの盗賊たちとの戦いを見て
感じていた”揺らぎ”が、
この者の話で確信できた。
お前の剣は…戦士の剣ではない。
弱者をいたぶる為の剣だろう。
この者の言うとおりだ。
この”揺らぎを測るため”
お前たちを側に連れてきたのだ
第八部隊長
あーあーあーあー…
ぴーちくぱーちく
しゃべりやがってよ…
サラ
――!
第八部隊長
俺は元老院のおっさん達に
言ったんだぜ…
捕らえるなんて生ぬるい事しとくと、
面倒な事になる…
とっとと殺しとけってな…
…こうなっちまったら
やるしかねぇよなぁ!
ーーお前たち。
兵士達
へっへっへ…!
第八部隊長
くくく…
ーー死人に口無しっていうだろ。
お前ら全員まとめてここでやれば、
女王殺しの罪を被せる相手にゃ困らねぇ。
そのうちばれるだろうが…
その前にとんずらして、
それで終わりだ。
――お前等、逃がすなよ!
兵士達
うぉぉぉぉぉぉ!!
ニコラ
――ふふっ…逃げるなんて、
あるわけないじゃない。
それはこちらのセリフよ。
一人も、逃がさないわ。
サラ
――ニコラさん…!
…前にも聞いたけれど…
本当に…そうするしかないの…?
わたし…そんなニコラさん…
ニコラ
サラさん…
優しさを、私に向けないで。
──困ってしまうわ。
サラ
……
ディグリータ
皆、構えろ!――来るぞ!

定めた”標的” 後 Edit

第八部隊長
ぐっ…くそっ…!?
ふざけんな…なんて連中だ…
ディグリータ
この戦場も、そろそろ終わりの頃合いか…
ニコラ
ふふっ──あなたは、
簡単には終わらせない。
まずは、足から──
サラ
――待って!ニコラさん!
ニコラ
――!
サラさん…!
…銃から、手を離して。
第八部隊長
――!くははっ!バカが…!
リッピ
――!建物の方に逃げます!
ディグリータ
――私が追っておく。
…後から来い。
ニコラ
…サラさん。
サラ
ごめんなさい…
でも、私、ニコラさんが
人の命を奪う為に戦うなんて…
ニコラ
――今、私を止めても
何も変わらないわ。
私は、何度でもあいつを追いかけて、
必ず、撃つ。
――私に見える光は、もう、それだけなの。
サラ
――!
ニコラ
…行くわ。
サラ
リンク…リッピ…
私…私…どうしたらいいか
分からないよ。
リッピ
…私にも、何が正解なのか…
──リンク様…?
サラ
…そうだね。
それでも、今ここで立ち止まっていたら、
本当に、何も、わからないままだ…
サラ
ニコラさんを…追おう…
リンク、リッピ…

復讐の姫君 前 Edit

 
はぁっ…はあっ…はあっ…
くそ…こうなったら…しかたねぇ
切り札だ…
フォルクラインの秘宝の一つ──
今が使い時ってやつだぜ…
ウォォォォォォォォォォォ!
サラ
ニコラさん!ディグリータさま!
──!?
ディグリータ
──コルムントワルツ!
ニコラ
バレットブリザード──!
第八部隊長
はっはっは!きかねぇなぁ!
こいつはすげぇ!
これが古代魔導時代の鎧ってやつか…!
リッピ
あの鎧は…!
相当の魔力を感じます…!
ディグリータ
…堅いな…
斬るのではなく、
潰すための剣を持ってくるべきだった。
サラ
ディグリータさまの剣でも、
傷をつける事ができないなんて…
ニコラ
吐き気がするわね…
父さまが大切に守っていた鎧を──
あなたのような下衆が
着ているなんて…
第八部隊長
くはははっ!用心の為に、こいつだけは
金に換えずにとっといたのさ。
今は俺の"力"だ!
負け惜しみにしか聞こえねぇなぁ。
今さらのこのこ出てきて復讐だぁ?
いいか?──これは全部、
あの日のお前のせいなんだよ…
ニコラ
私のせい…ですって?
第八部隊長
あの日、お前に"力"がなかったから、
お前は全てを奪われたんだ。
あの平和ボケの王どもも、
お前自身も、この鎧も──
弱い奴は蹂躙されて奪われる。
それがこの世界のルールなんだよっ!
ディグリータ
──外道だな…
…前王を思い出す。
ニコラ
…ふふっ
──ねぇ、サラさん…
あなたは、これでも私を止める?
サラ
…ニコラさん…
ニコラ
……
ごめんなさい。
──本当にあなたは、優しい人ね。
いいのよ。気にしないで。
──大丈夫。この男は私の相手。
私が、私の"力"で、撃つわ。
あなたは、悲しまないでほしい。
第八部隊長
ひゃっはっは!弱者のお前に何ができる!
もう一度、お前の全部を奪ってやるよ。
ニコラ
……
…力なら、ここにある。
リッピ
…!?こ、これは…
突然、ニコラ様の魔力が…!?
ニコラ
私から、奪う、ですって?
力のあるものが相手から
何かを奪えるのだとしたら…
ふふっ…私が奪うのよ…お前から。
──その命を。
私が、お前を蹂躙する。
お前の全身を恐怖で満たし、
地獄の業火に突き落とす──
その為に手に入れた"力"が、
この手の中にある
サラ
あれは…!?あの時の…!?
ニコラ
レゾの遺した"赤"の封具…
──"灼咬蓮ラディア"。
憎悪の呪血よ…この身を満たせ──!
サラ
…ニ…ニコラさん…!?
ニコラ
ふふっ…
さぁ…始めましょうか──
私の憎しみと、その鎧。
どちらが強いのか、試してみましょう
第八部隊長
──ぐあぁぁぁぁぁぁっ!?
…な、なんだと…!よ、鎧に穴が…!
ニコラ
――その全身で受けなさい。
お前の咎を、私が断罪する。

復讐の姫君 後 Edit

第八部隊長
ぐあっ…
く…そっ…化け物が…
ニコラ
あなたのような者に
言われる言葉ではないわ。
第八部隊長
く…そがぁ……
 
(ドサッ……)
ディグリータ
──意識を失ったようだな…
サラ
…ニコラ…さん…
その右手…
ニコラ
──私の力。そして、私の光よ。
たとえ、どんなに醜かったとしても、ね。
サラ
そんな事…思ってません。
ニコラ
…ふふっ。
でもこれは復讐のための力よ。
——あなたはそれを、
認める事が出来ないでしょう。
だから、いいの。
──あなたには、こんな力…
嫌いなままでいて欲しいから。
サラ
……!
ニコラ
──女王様。この男、もらい受けます。
ディグリータ
…ああ。わかった。
好きなようにすればいい。
サラ
…ニ、ニコラさん…!
お願い!話を──!
ニコラ
──さようなら。
サラ
ニコラさん!待って!
ディグリータ
──追うな!
サラ
──!
ディグリータ
今追っても、
おまえ達は互いに傷つけあうだけだ
サラ
…ディグリータさま…
ディグリータ
君たちは冒険者で、彼女は復讐者だ。
同じ場所にいる者ではない。
今は…追ってやるな。
サラ
……ニコラ…さん…
 
(どこかの暗闇)
ニコラ
……ずっと、見てたでしょ?
覗き見なんて、趣味が悪いわよ。
男の声
また、使ったのか。
赤の呪血を体に流しすぎれば、
その銃に喰われて死ぬよ。
──教えたろ?
ニコラ
ふふっ。
せっかく自分が助けた命なのだから、
無駄にするな、と言いたいの?
自分の口で言えばいいのに、
サラさん達を使うなんて──
本当にあなたはお節介で…
──ずるいわ。
男の声
…一体なんの話だ?
俺には分からないな。
ニコラ
──私は、戻らない。
あなたが教えてくれたこの"力"で、
必ず復讐を遂げる。
──たとえ、この身がどうなろうとも。
男の声
……ああ。知ってるよ。
…好きにすればいいさ。
──ほら"捜し人"の居場所だ。
ここに置いとくよ。
それじゃあ、またな──
ニコラ
……
ふふっ…
本当に──ずるい人、ね…
……
父様、母様、みんな──
──戻らない。
戻る場所なんてないのだから。
 
(ガタッ……)
ニコラ
──ふふっ。気がついたのね。
あなたは私の大切な人を7人奪った。
あなたは覚えていないでしょうけれど。
彼らの受けた痛み──
そして、私の受けた痛みの分だけ
あなたの体を、鉛でえぐる。
命尽きるまで、受けなさい。
この憎悪を。

エピローグ Edit

 
使われなくなった倉庫で
ヤツは見つかった──
致命傷にならない箇所を狙い
痛みを存分に与えてから、
命を奪われていた。
痕は、腕に7発。
腹部に6発。
腰から下に11発。
そして、眉間に1発──
闘い方と同じく──
それを見れば、私には分かる。
…彼女がどれだけの痛みを受け、
それを返したのか。
私には分かった──
ディグリータ
体は休まったか?
サラ
はい…ばっちりです!
ディグリータ
無理をするな。目が赤い。
…いや、違うか。
そうしていた方が、お前が楽だというのなら、
そうするといい。
サラ
…はい。──そうさせてください!
私なりの、"闘い方"なんです!
ディグリータ
ふふっ──ああ。分かったよ。
──あの娘との事…
きっとまだ、お前たちには、
答えは出せていまい。
少しだけ、言える事があるとすれば、
お前たちは、確かに甘い。
あの娘とは、比べるべくもないだろう。
サラ
そう…だと思います。
ディグリータ
悪く捉えるな。
そのままでいいと、私は思っているのだ。
君達のような者が、
ずっと甘いままでいられる場所を作る──
その夢の為、私は剣を振るっている。
戦場ではなく
その場所にいるからこそできる事が、
君たちにはあるはずだ。
それを見失わなければ——
同じ場所にいれなくても、
手を伸ばすことは出来るかもしれない。
サラ
ディグリータさま…
ありがとう…ございます…
…もう一度会えたら…
私なりにもう一度、頑張ってみます…!
ディグリータ
ふっ。闘い方を忘れているぞ。
サラ
──は、はいっ!
ディグリータ
さて。お前たちがここに来た事情は、
先だってリッピから聞いた。
災厄の種──
もし私の元に情報が入ってきたら、
必ず知らせよう。
リッピ
はい。ありがとうございます!
ディグリータ
あとは、そうだな
今回の礼と言ってはなんだが
ドレスタに伝わる
強靭な武具の作り方を教えよう。
もし、興味があれば、
北の雪原と南の砂漠に行ってみると良い。
サラ
ありがとうございます。
チャレンジしてみますね。
ディグリータ
最後になるが──
私個人から、君たちに依頼を出したい。
引き受けてくれないか?
サラ
──?私たちに、できる事であれば。
一体なんでしょうか?
ディグリータ
リンク、サラ、リッピ。
──これからも、
互いに支えあって旅をしてくれ。
それが私の"依頼"だ。
サラ
──!
はい!その依頼!
全力で受けさせていただきます。
ディグリータ
ふふっ。ああ。頼んだぞ。

おしまい

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Last-modified: 2014-10-19 (日) 12:08:18
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